石上鍼灸院の投稿
中医学での秋
こんにちは。川口市の石上鍼灸院です。
ここ数日で急に気温と湿度が下がり、秋めいてきましたね。
ただ、体がまだ慣れていないのと、夏の疲れが出てくるので、体調管理はしっかりやっていきましょう!
さて「中医学での秋」について少しお話しします。

二十四節季では、立秋から立冬までの3ヶ月をいいます。
秋は五臓のうち、肺の機能が盛んになる季節です。

肺はデリケートで滋潤を好み、乾燥を嫌います。
秋になると、咳嗽、喘息、胸痛などの症状が起こるのは、このためです。
初秋は、体の水分が不足状態になるので、涼性、甘味・苦味の食材で、余分な熱を取り去り、体の水分を増やさせます。
また、滋陰潤肺・益胃生津の作用をもつもので、肺を潤すようにします。
刺激的なもの、例えば、ねぎ、生姜、にんにく、唐辛子などは控えめにしましょう。

立冬に近づくと寒気が強くなります。
温性で、辛味・酸味の温肺滋陰作用をもつ食材をとるようにしましょう。

これからどんどん寒くなるでしょうから、今のいい気候を有益に使って過ごしましょう。