◆「れんこん」について
2016年3月24日(木)
こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。
ここ3日続けて我が家の食卓にはれんこん料理が並んでおります。
奥さんに「なぜ?」と聞いたところ、「長男が好きだ」と言っているからということ。
れんこんを好きだという5歳。
いいことですね!
ということで、今日はれんこんについてです。
【中医学的効能】
・四季五味: 甘、寒
・帰経: 心、脾、胃
・健脾養胃: 胃腸を丈夫にします
・養血: 血を増やすので、肌にもいいです
・止瀉: 下痢を止めます
生のれんこんは
・涼血散瘀: 血の中にこもった余分な熱を除き、血行をよくします
・清熱生津: 体にこもった余分な熱を収め、のどを潤します
れんこんはどんな体質の方にもよい食材です。
胃腸を丈夫にしますが、消化に時間がかかるため食べ過ぎるとお腹が脹るので気をつけましょう。
唇が暗紫色、クマが出来やすい、爪の色が暗い、経血に血塊がまじるなど、血行が悪い方には、非常に適しています。
私の唇の色も少し良いように感じます。
また、血行の悪い方は比較的陰虚傾向の方が多いように感じます。
れんこんは陰虚の方にも適しているので、熱っぽくて血行が悪い方には非常にいいですね。
れんこんはあらゆる部分が薬として用いられているんです。
花の雌しべは強腎に、節は止血に、蓮の実は胃腸を丈夫にし安眠効果、花托は血の巡りによく、茎は母乳の出を良くし、葉と花は暑気あたりの解消に、といった具合に用いられているれんこん。
とても体にいい食材のひとつですね。
秋から冬が旬の時期らしいので、この時期にたくさん食べておきたいですね。
ちなみに、私はれんこんのはさみ揚げが大好きです。
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