◆トマトについて
            2017年5月12日(金) 晴れ
          
            こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。
            
            最近暑い日が増えてきましたね。
            今日の最高気温は28℃だそうです。
            そろそろ熱中症に気をつけないといけなくなってきますね。
             そこで、今日はトマトについてです。
そこで、今日はトマトについてです。
            
            トマトは南米アンデス山脈が原産で、江戸時代の初めに観賞用として日本に伝えられました。
            日本人がトマトを食べるようになったのは、明治時代の中ごろ。
            昭和に入って洋食の一般化とともに広く普及し、今ではサラダや煮込み料理に欠かせない野菜になっています。
            
            【中医学的効能】
            ・四気五味: 酸、甘、微寒
            ・帰経: 肝、脾、胃
            
            ・生津止渇: 体の水分を補充して、のどの渇きを収めます
            ・健胃消食: 消化を促進して、食欲を高めます
            ・清熱: 体にこもった余分な熱を収めます
            
            トマトは「微寒性」の野菜で、体の余分な熱を収め、消化を促進するので、夏バテの方に適しています。
            また、のぼせ、拍動性の頭痛、イライラするなど熱が上にあがって亢進状態の方にも向いています。
            熱を収める食材なので、「実熱」だけでなく「陰虚」の方にも適しています。
            のどが渇く、手足がほてる、体温が高め、寝汗をかくなど陰虚の症状があればトマトなどの生津止渇の食材を食べるようにしましょう。
            逆に、手足や身体の冷え、下痢をしやすい、汗が出やすい、息切れ、顔色が白いなどの「陽虚」の症状がある方は控えめにしましょう。
            
            
            次は栄養素などについてお話しします。
            完熟したトマトには、カロチン、ビタミンB群、C、カリウム、クエン酸などの栄養素が豊富です。
            特にビタミンCは、生のトマト1個で1日の必要量の3分の1が摂取出来てしまうほどです。
            ビタミンCには抗酸化作用や抗ウイルス作用があり、病気の予防に有用です。
            さらに肌の大敵であるメラニンの生成やがんの発生を抑制する働きがあることも分かっています。
            また、体内の余分な塩分を排出して血圧を下げるカリウムも多く含んでいるので、動脈硬化や心疾患の予防にも効果的です。
            
            トマトの赤い色素のリコピンには、がんを予防して進行をくい止める効果が期待できます。
            リコピンの抗酸化作用は、βカロチンの2倍、ビタミンEの100倍なんです。
            
            今年の夏は猛暑となる可能性が高いとニュースで言っていました。
            水などで水分補給をすることはもちろんですが、トマトやきゅうりなどで体を潤してあげるのも良さそうですね。
            
            最後に恒例、ディアゴスティーニ「漢方ライフ」からトマトを使った料理をご紹介。
            わたくし料理は全くなので、転用させていただきます。
            
            
            
           
          
          
          
            
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