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埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ

中医学専門はり灸治療院

中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です

◆心のうつうつ不調の症状別ケア

2018年5月7日(月)

こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。

前回に引き続き、心のうつうつ不調に対するケアについてです。
今回は、症状別にケア方法をご紹介します。
このケア方法は、オレンジページ「自分でできるやさしい漢方vol.2」を参考にさせて頂いています。

◆落ち込み、憂うつ
うつっぽいときは、心のパワーが頭に不足してしまっています。
そこで、頭部をマッサージして、心のパワーを取り戻しましょう。
コツは頭頂部に向かって、下から上に5本の指の腹を滑らせることです。
頭の前後左右から頭頂部へ、まんべんなく指を動かします。
1日に何回でもOKです。

◆悲しい、涙もろくなる
悲しいときや、訳もなく泣けてくるときは、思い切って悲しみをどんどん体の外へ出してしまいましょう。
無理に抑えつけようとすると、出口を失った悲しみがどんどんたまってしまいます。
泣ける本や映画にどっぷりとつかり、飽きるまで悲しんだり、泣いてみてください。
1~2時間、思いきり涙を流したあとは、気持ちがすっきりするはずです。

◆不安、そわそわ
労宮不安だったり、そわそわするときは、心に通じるツボを刺激します。
そのツボは、手のひらのくぼんだ所にある「労宮」というツボです。
ちょうどこぶしを握ったときの中指と薬指の間にあたります。
労宮を中心に手のひらを押したら、手を組み、指のつけ根を刺激するようにぎゅっと握ります。
気持ちが落ち着くまで、何回か続けましょう。

◆疑い深くなる、人の言葉を気に病む
膻中他人が信頼できなくなるときは、イライラで心が噴火寸前の状態です。
その気持ちを流すには、温かい手で体をいたわりながら、経絡の流れがよくなるように肩周りをほぐして正しい姿勢をキープすることが大切になります。
まずは、わきの下から指先に向かって、体の外側をぎゅっと握って離すのを繰り返します。
そのあと、心を鎮める「膻中」というツボのある胸の上あたりを軽くたたきましょう。

梅雨にかけて、うつうつ不調の症状がみられやすくなります。
辛くなる前に、出来るだけセルフケアで予防しましょう。
もちろん、辛いときは、当院やお近くの鍼灸院などを頼ってくださいね。



中医学専門はり灸治療院
石上鍼灸院

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