埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ
中医学専門はり灸治療院
中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です
◆疾病予防の経穴：泌尿器・生殖器系
2020年7月13日（月）こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門の石上鍼灸院です。
本日は泌尿器・生殖器系に効果の経穴（ツボ）をご紹介します。
泌尿器・生殖器系の疾患では、腎の臓が大きく関わります。
腎気が衰えると、一般的に精力減退、尿崩症、尿失禁をはじめと疾患がみられます。
特に残尿は気虚のために排泄尿力が減退して、膀胱括約筋の機能が減退して起こると考えます。
腎気虧虚の症状を以下に載せます。
顔面蒼白、聴力の減退、腰や膝のだるさ、足腰が軟弱、精神疲労、倦怠感
頻尿、小便清長、小便失禁、遺尿、残尿
遺精、滑精、早漏
帯下、流産
症状が悪化して長引くと、労損（五臓の気が長期間損傷すること）となり症状が治りづらくなってしまいます。
そのため、治りづらくなるのを防ぐために、腎の気を補う経穴である命門、腎兪、関元、足三里などを刺激することが大事になります。
腎の臓は気を蓄えておく所なので。
■命門
生命の門を指す意味があります。
第２腰椎棘突起の下にあります。
■腎兪
第２腰椎棘突起下の両側１寸半（指２本分）にあります。
■関元
「関」は場所、「元」は元気を指していて、元気を保有するところなので、関元名づけられました。
体の真ん中で、へその下３寸のところです。
■足三里
このツボは胃の気のあつまるところです。
膝を曲げて、膝蓋骨下縁の外側の陥凹部から下に３寸、脛骨前縁から１横指外。
