埼玉県川口市の中医学専門はり灸治療院石上鍼灸院ブログ
中医学専門はり灸治療院
中医学は数千年前から臨床現場の経験を積み重ねて理論体系化されている医学です
◆顔面神経麻痺の症例をアップ
2019年10月1日（火）こんにちは、埼玉県川口市の中医学専門石上鍼灸院です。
あっという間に10月になりましたね。
でも、まだ最高気温が30℃くらいで、夏感が抜けないです。
いまだに、短パン、Ｔシャツです。
寒いよりは私は良いですが。
さて、本日ホームページに当院の症例をひとつアップしました。
今回の症例は、当院の症例集の常連、顔面神経麻痺です。
【症例20 顔面神経麻痺】
今回は、発症してから５日後に受診していただいた症例です。
顔面神経麻痺や脳卒中後遺症、突発性難聴などは基本的に治癒するまでに期限があると思います。
顔面神経麻痺は３〜６カ月で回復する程度がプラトーになるそうです。
当院の経験でも、６カ月を過ぎたものでは治りづらいです
３ヶ月を過ぎても徐々に回復してきますが、麻痺が残りやすいです。
１ヶ月以内に治療を開始したものは治癒しやすいです。
ただ、ここで忘れてはいけないのが、１ヶ月くらいで治癒した方はあまり鍼灸院にはこないということです。
通常は、病院で１週間程度ステロイドを処方されたり、点滴して、その後はビタミン剤が処方されます。
病院の方で麻痺が残るかもと言われて、鍼灸院に来られる方が大半です。
そのため、発症早期から鍼灸治療を開始したから治ったのか、治療しなかったら治らなかったのか分からないということです。
今回は発症から４週間で完治しました。
早期から鍼灸治療をしたおかげで治ったのか、治療しなかったら治らなかったのかどうかは分かりませんが、何よりも患者さんの顔面神経麻痺が治ったことが良かったです。
患者さんには、結果的に治っていただきたいので、鍼灸治療に限らず、治るため治療法を早期から行っていただきたいです。
