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埼玉県川口市の中医学(中国伝統医学)専門はり灸治療院。石上鍼灸院です。

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せき(咳嗽)

咳嗽「肺の機能失調」これは西洋医学でも、中医学でも同様の考え方です。中医学ではさらに、外邪の侵襲による外感咳嗽と、臓腑の機能失調による内傷咳嗽に分けられます。慢性の咳嗽は身体の中から変化させていく必要がありますので、針灸治療は有効な治療法となります。

現代医学からみた「せき(咳嗽)」

なぜ「せき(咳嗽)」がでるのか?

 カゼをひいた時、咳や痰が出ますよね。でもこれらはいったいどのような仕組みで起こっているのでしょうか。
 喉は、直接外界に接し、細菌やウイルスの侵入にさらされやすいため、通常は喉の粘膜にある繊毛が細菌やウイルスを異物として体外へ排出します。ところが、喉が乾燥状態になったり抵抗力が弱くなったりして繊毛運動が低下すると、ウイルスや細菌に感染しやすくなります。『咳』はその異物を排除しようとする防御反応です。侵入した異物は粘液がからめて痰として繊毛が外に運び出してくれます。カゼにかかった時に喉が痛くなるのは、抵抗力が弱くなった喉の粘膜にウイルスや細菌が感染して炎症を起こしているからです。喉の痛みは、空気の乾燥や声の出し過ぎなどが原因で起こることもあります。
せき

せき(咳嗽)を起こす原因・疾患


①機械的刺激
 ・煤煙、塵埃、異物の吸入、気道の分泌物の刺激
 ・腫瘍、大動脈瘤などによる圧迫
 ・鼻腔、副鼻腔からの分泌物の刺激
 ・扁桃腫大による圧迫、胸水貯留、気胸の刺激
 
②化学的刺激
 ・塩素、アンモニアなどの刺激性ガスの吸入、喫煙による刺激
 ・有機物・無機物塵

③温度的刺激
 ・温度の急変、とくに急に冷たい空気の吸入

④気道・肺の炎症による刺激
 ・気道粘膜の充血、浮腫、炎症にもとづく浸出液(咽頭炎、喉頭炎、気管支炎、肺炎、気管支喘息、気管支拡張症、肺血栓塞栓症、肺結核、肺真菌症)
 ・潰瘍形成

⑤肺の循環障害
 ・肺水腫、肺血栓塞栓症、肺高血圧

⑥嚥下障害・逆流
 ・球麻痺、反回神経麻痺、胃食道逆流症

⑦その他
 ・外耳道疾患、ACE阻害薬

慢性的な「せき(咳嗽)」を起こす代表的な疾患

  • 気管支喘息
 発作性の呼吸困難、喘鳴、咳を繰り返す疾患で、慢性的な炎症が気道に起こり、気道の過敏性が亢進することがその原因と考えられています。抗原の吸入、激しい運動、ウイルス感染、ストレスなどが喘息発作の引き金になります。
 喘息のアレルゲン(アレルギーの原因)は実にさまざまで、主なものに室内での塵や埃があります。ふけ、髪の毛、カビ、衣類、食べ物のくず、ペットの毛や分泌物、植物や昆虫などで、これらをハウスダストと総称します。なかでも、ダニによる喘息が特に多く、生きているダニも死骸もアレルゲンとなります。また、スギやブタクサなどの花粉でも喘息が起こります。その他食べ物や薬もアレルゲンとなります。食物性では、そば粉、小麦粉、卵、牛乳、チョコレート、ピーナッツ、魚介類(イワシ・サバ・タコ・イカ・エビ)、野菜(たけのこ・ほうれん草・山いも・なす)、香辛料、みかんなどです。

【症状】喘息発作は夜間から明け方にかけて起こることが多いようです。初めは喉のつまる感じがあり、やがて喘鳴が起こり、呼吸が苦しくなってきます。呼吸困難がひどくなると、横になっていられなくなり、前かがみに座って呼吸しなければならなくなります。
 呼吸困難がしばらく続いた後、咳や痰が出ます。咳は空咳で、呼吸をさらに苦しくさせます。痰は透明で粘りけが強く、なかなか吐きだしにくいものです。
 重い発作の場合は、呼吸困難が激しくなり、かなり持続します。さらに重症になると、血液中の酸素が不足するために意識を失い、指先や唇が冷たく紫色になるチアノーゼ状態に陥ります。また脱水状態にもなります。

  • 慢性気管支炎
 痰を伴った咳が、2年以上の長期間にわたって出ている病態を慢性気管支炎と呼んでいます。急性気管支炎は一時的に咳や痰などの呼吸器症状が短期間に出る疾患であり、その急性気管支炎が慢性になったものが、慢性気管支炎ではありません。全く別の疾患で、慢性気管支炎と肺気腫の両者をあわせて、慢性閉塞性肺疾患(COPD)と呼ばれます。原因としては、たばこを7年以上吸っている人や大気汚染の地域に住んでいる人、粉塵刺激性のガスがある職場で働いている人に多くみられます。

【症状】頑固な咳・痰が常に出ていて、階段の昇り降りで咳や呼吸困難がでます。気温が低下する冬には症状が悪化しやすくなります。

  • 咳喘息
 カゼは治ったはずなのに、咳はちっとも治まらない、といったような状態が数週間続いたら、それは咳喘息かもしれません。咳喘息は、慢性的に咳が続く気管支の疾患です。一般的な喘息と同様、気道が狭くなり、いろいろな刺激に対して過敏となって、炎症や咳の発作が起こりますが、咳喘息は、喘息と区別されます。喘息の場合、喉がゼイゼイ・ヒューヒューという喘鳴がありますが、咳喘息の場合は喘鳴はありません。慢性に咳だけが続く疾患で、喘息ではありませんが、喘息の前段階と考えられています。
 室内外の温度差や、たばこの受動喫煙、運動、飲酒、ストレスなどのほか、埃やダニなどのいわゆるハウスダストが発作の要因になるといわれています。この疾患は、特にアレルギーのある人に多いとされています。また、カゼに併発して起こることも多く、カゼを引いたあと2~3週間以上、咳が続くことがあれば、咳喘息の可能性があります。女性に多い傾向があり、しばしば再発を繰り返します。

【咳喘息の診断基準】
・喘鳴を伴わない咳が8週間以上続く
・喘鳴、呼吸困難などを伴う喘息に今までにかかったことがない
・8週間以内に上気道炎(カゼ)にかかっていない
・気道が過敏になっている
・気管支拡張薬が有効な場合
・咳を引き起こすアレルギー物質などに反応して、咳が出る
・胸部レントゲンで異常が見つからない

中医学からみた「せき(咳嗽)」


 中医学では、咳嗽とは、肺の宣発・粛降機能が失調して、肺気が上逆したために、音を出して喀痰することを指します。肺系疾患の主要な証候の1つです。

中医学での「肺」の働き

肺
 肺のおもな働きは、呼吸、宗気の生成、全身の気の調節などです。また、鼻、皮膚の生理機能を維持します。

①肺は呼吸を主る
 肺は、大気中から身体に必要な気(清気)を吸い込み、不要となった気(濁気)を吐きだします。つまり肺は、清気と濁気を交換する場所です。この働きが失調すると、清気の吸い込みと濁気を吐きだすバランスがくずれ、呼吸がしづらい、息切れ、胸がはれないなどの症状をあらわします

②肺は一身の気を主る
◆肺は宗気を生成する
 肺は宗気をつくりだす作業と深く関わっています。宗気は飲食物から吸収した水穀の精微と肺が吸収した清気とが、胸中で結合することでつくられます。宗気は胸中をめぐり、言語、音声、呼吸を調節し、心の推動を助ける働きがあります。肺の清気を吸い込む力が弱くなると、宗気をつくりだすことができなくなり、そこで、声が小さい、息切れするなどがあらわれ、さらに動悸などの症状があらわれます。
◆肺は全身の気を調節する
 一身の気とは、全身の気の総称です。肺は呼吸運動で清気を吸いこみ、腎にまでおろします。また、濁気を宗気と協力して気道に押し上げ、鼻から吐きだします。この働きが順調ならば、清気と濁気とはつねに入れかわり、体内の清気が充実することになります。また、清気は腎にある元気や飲食物から吸収した水穀の精微とともに気をつくる元となるので、清気の不足は全身の気の不足を導きます。

③肺は宣発と粛降とを主る
◆宣発の働き
「水穀の精微や気を皮毛および全身に散布する」
 水穀の精微は脾で吸収され、肺におくられます。肺は水穀の精微と気を、皮毛をはじめとして全身に送りこみます。この働きを肺の宣発作用といいます。この働きが正常ならば、皮膚は常にみずみずしく、さらには外邪の侵入を防ぐことができます。肺の宣発作用が失調すると、皮膚の乾燥、抵抗力の低下などの症状があらわれます。また、全身に気をおくることができなくなるので、非常に疲れやすくなったり、各種の機能の低下現象をおこします。
「汗を排泄する」
 肺は宣発作用によって、汗を汗孔から排泄する。また、汗をだすことには、汗とともに濁気をだしたり、体内に侵入した外邪を追い出す役目もあります。肺の宣発作用の失調は、汗をかかない、カゼをひきやすいなどの症状としてあらわれます。
◆粛降の働き
「清気を腎におくり、不要となった水液を膀胱におろす」
 この粛降の働きが失調すると、腎に清気がとどかなかったり、不要な水液が体内にたまったりします。そのため、息切れ、疲れやすい、元気がない、むくむ、尿が少ないなどの症状があらわれます。
「汗の排泄を抑える」
 肺は汗を出すばかりではなく、外界の環境変化に応じて、皮毛、汗孔を閉じ、発汗を抑えます。肺の粛降作用の失調は、汗孔が開いたままの状態になり、汗がとまらない、外邪が侵入しやすいなどの症状としてあらわれます。

④肺は水道を通調する
 水道とは水液の代謝経路をさします。肺は不要な水液を宣発作用で汗としてだし、また粛降作用によって膀胱におろし尿としてだします。肺が水液を代謝できないと、汗がでない、むくむなどの症状があらわれます。

⑤肺は皮毛に合す
 皮毛はからだの表面部をさし、皮膚、汗腺、うぶ毛などがこれに相当し、皮毛は肺の宣発作用で常に衛気と津液とで養われています。衛気は皮毛を温め、津液は皮毛を潤して、衛気と津液は互いに協力し、外邪の侵入を防いでいます。カゼをひきやすい、よく寒けがする、皮膚のかゆみ、皮膚の乾燥などの症状は、この働きが障害されたものとみます。

⑥肺は鼻に開竅する
 肺は呼吸のとき、鼻より清気と濁気の交換をします。それゆえ密接な関係があります。肺の働きが正常ならば、鼻のとおりがよく、嗅覚も敏感ですが、肺の異常は鼻づまり、鼻水、嗅覚異常となってあらわれます。

六淫外邪の侵入により起こる「せき(咳嗽)」

 外邪が侵入すると、外邪が肺を犯し、肺の宣発粛降機能が失調するために咳嗽が起こります。

◆秋と燥邪
 秋になると、空気が乾燥してくるため、この時期には皮膚がカサカサし、喉や鼻が乾燥して鼻血が出やすくなります。乾燥した空気は病気の原因である燥邪となり、人体の水分を消耗させて、潤いを好む肺に侵入し、咳嗽・痰が少ない・痰に血が混じる・痰が吐きだしにくい・便秘などの症状を引き起こします。

◆冬と寒邪
 冬は1年の中で最も寒い季節です。寒冷で乾燥している気候的な特徴により、インフルエンザが流行します。肺は滋潤を好み、乾燥を嫌うので、肺にとっては冬は最も嫌な季節です。このため、発熱・悪寒・咳嗽・白く希薄な痰・喘息・胸痛などの症状が現れます。

◆春と風邪
 寒い冬から暖かい春になり、爽やかな春風が吹くと山は青くなり、木は緑になります。一方で春にはインフルエンザ・カゼ・花粉症がよく発生します。発熱・咳嗽・喘息・粘稠な痰・喉の痒み・くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状がよく現れます。

弁証施治


  • 風寒束表
風寒の邪が肌表を束縛し肺を犯して、肺気の宣散が阻害されたために発生します。

【症状】咳嗽、喉がかゆい、薄く白色の痰

【随伴症状】鼻閉、鼻水、声が濁る、頭痛、発熱、悪寒あるいは悪風、関節痛

【舌診・脈診】舌苔は薄白、脈浮緊あるいは浮緩
【治法】疏風散寒、宣肺止咳
【良い食材】香菜、生姜、ねぎ、大葉、みょうがなど
【鍼灸代表配穴】大椎、風門、風池、合谷、外関など

  • 風熱襲肺
風熱の邪が肺を犯し、肺が清粛できなくなって発生します。

【症状】咳嗽、咽痛、黄色あるいは黄白色で粘稠な痰

【随伴症状】口が渇く、頭痛、鼻閉、発熱、軽度の悪風、汗が出る

【舌診・脈診】舌苔は薄黄、脈浮数
【治法】疏風清熱、宣肺止咳
【良い食材)食用菊、くず粉など
【鍼灸代表配穴】大椎、尺沢、魚際、曲池、合谷、風池など

  • 燥邪傷肺
乾燥した秋季・辛燥の食物の多食などにより、温燥の邪が肺に侵入し、津液を消耗して清潤を失ったために発生します。

【症状】咳嗽、粘稠で切れにくい少量の痰、痰に血が混ざる、あるいは乾咳で無痰、甚だしければ胸痛

【随伴症状】鼻孔や喉の乾燥、咽喉のかゆみや疼痛、寒がる、発熱

【舌診・脈診】舌尖が紅、舌苔が黄、脈浮数あるいは細数
【治法】清燥潤肺止咳
【良い食材】食用菊、梨、柿、いちじく、白きくらげ、黒ごま、松の実、卵、牛乳、鴨肉、豚肉、カキ、ホタテ貝など
【鍼灸代表配穴】肺兪、尺沢、魚際、照海、大椎など

  • 暑湿
湿気が多く暑い梅雨期にみられ、暑湿の邪が肺気を阻滞するために発生します。

【症状】咳嗽、粘稠で多量の痰、胸苦しい

【随伴症状】体が重だるい、発熱、熱感、汗が多い、汗が出ても解熱しない、頭が脹る、口渇があるが水分はあまり欲しくない、焦燥感、顔面紅潮、尿が濃く少量

【舌診・脈診】舌質が紅、脈濡数
【治法】清暑宣肺、化湿和胃
【良い食材】はと麦、とうがん、セロリ、きゅうり、緑豆、あずき、茶など
【鍼灸治療代表配穴】曲池、合谷、内庭、中脘、足三里、陰陵泉、肺兪など

  • 痰湿
飲食の不節制などにより脾の運化が障害されて痰湿が生じ、肺に痰湿が停滞して肺気を阻害するために発生します。

【症状】咳嗽、白色で多量の痰、痰を喀出すると咳が止む

【随伴症状】胸や腹が脹って苦しい、食欲不振、悪心、嘔吐、顔のむくみ

【舌診・脈診】舌苔が白膩、脈濡滑
【治法】健脾燥湿、化痰止咳
【良い食材】はと麦、あずき、大豆、とうもろこし、里いも、とうがん、金針菜、コイ、ウナギ、ドジョウ、フナ、クラゲなど
【鍼灸治療代表配穴】肺兪、豊隆、脾兪、中脘、足三里、陰陵泉など

  • 脾虚
脾気虚で水湿の運化が低下して痰湿が生じ、痰湿が肺気を阻害するために発生します。

【症状】咳嗽、白色で多量の痰

【随伴症状】息切れ、顔色が白くむくむ、倦怠感、寒がる、腹が脹って苦しい、食欲不振、泥状便

【舌診・脈診】舌苔が薄白、脈細
【治法】健脾益気、燥湿化痰
【良い食材】米、山いも、じゃがいも、にんじん、れんこん、栗、蜂蜜、鶏肉、大根、はと麦、あずき、金針菜、コイなど
【鍼灸治療代表配穴】肺兪、豊隆、脾兪、中脘、気海、足三里、陰陵泉、太白など

  • 肺気虚
陽気不足の体質で肺気が虚したり、寒飲の内停により肺気が消耗し、肺の粛降が失調して発生します。

【症状】咳嗽、うすい痰

【随伴症状】息切れ、顔色が白い、動くと汗がでる、カゼをひきやすい

【舌診・脈診】舌質は淡嫩、舌苔は薄白、脈虚
【治法】補肺益気
【良い食材】もち米、山いも、からし菜、蜂蜜、豆乳、ガチョウ肉、ドジョウ、サバ、サメなど
【鍼灸治療代表配穴】肺兪、気海、足三里、太淵、合谷、膏肓など

  • 肺陰虚
陰虚火旺の体質・痰熱の内阻による陰液の消耗・熱病による傷陰などで、肺の滋潤ができず肺気が失調して発生します。

【症状】慢性の咳嗽、粘稠で少量の痰、痰に血が混じる、口や喉の乾燥感、かすれたような咳嗽

【随伴症状】るい痩、陰虚火旺を呈すると、潮熱、寝汗、息切れ、胸部の鈍痛など

【舌診・脈診】舌質が紅、舌苔は少ない、脈細数
【治法】養陰潤肺止咳
【良い食材】小松菜、アスパラガス、梨、柿、いちじく、白きくらげ、卵、鴨肉、豚肉、カキ、ホタテ貝など
【鍼灸治療代表配穴】肺兪、魚際、尺沢、太谿、復溜など

  • 腎陽虚
陽虚の体質・加齢による衰弱・慢性の咳嗽などで腎陽が不足し、腎の納気が無力になったために発生します。

【症状】咳嗽、泡沫状のうすい痰、咳がつよいと失禁する

【随伴症状】息切れ、動くと症状が増強する、顔色が白くむくむ、肢体の浮腫

【舌診・脈診】舌質は淡嫩、舌苔は白、脈沈細
【治法】温補腎陽
【良い食材】くるみ、羊肉、鹿肉、エビ、ナマコ、イワナなど
【鍼灸治療代表配穴】腎兪、命門、気海、関元、太谿など

  • 肝火犯肺
内傷七情により肝気うっ結・化火し、肝火が肺を侵害して肺気上逆をひきおこすために発生します。

【症状】咳嗽、呼吸困難、痰が喀出しにくい、咽喉に異物感があり咳をしてもとれない、咽喉の乾燥

【随伴症状】胸脇部はつまって苦しいあるいは痛い、憂うつ、いらいら、怒りっぽい

【舌診・脈診】舌尖が紅、舌苔は薄黄で乾燥、脈弦数
【治法】清肝瀉火止咳
【良い食材】セロリ、白菜、じゅんさい、バナナ、梨、茶、豆腐、のり、昆布など
【鍼灸治療代表配穴】行間、尺沢、肝兪、風池、太衝など

せき(咳嗽)に効く民間療法

◆大根あめ
 よく洗った大根200gを、皮付きのまま、1㎝角に切り、広口びんに入れ、大根がひたひたになるまでハチミツを注ぎます。ふたをして1晩冷蔵庫におくと、汁が上がってくるので、咳が出たらスプーン1~2杯をなめます。喉の粘膜を丈夫にし、胃腸の働きも整えます。

◆しその葉茶
 青じその葉2枚を、陰干しして乾燥させます。これをもんで、細かくして、湯飲みに入れ、熱湯または番茶に注いで飲みます。しその葉には、殺菌・鎮静の薬効があり、かぜをひいて発熱と寒気を伴う咳には、特に効果的です。

◆黒豆の煎じ汁
 黒豆大さじ2杯を鍋に入れ、水600mlを加えて長時間煎じます。独特の匂いがしますが、この汁に黒砂糖を少々加え、さらに煮ます。咳を防ぐ効果があり、毎日お茶代わりに飲み続けると体質が改善され、咳に悩まされる発作の減少が期待できます。

◆サザエ
 サザエに豊富に含まれるタウリンは、気道の収縮を抑制する働きがあります。また、免疫力を高める亜鉛も多いので、アレルギー体質改善も期待できます。ビタミンCの多い菜の花、小松菜などの青菜とあえれば喉の粘膜強化に役立ちます。
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