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埼玉県川口市の中医学(中国伝統医学)専門はり灸治療院。石上鍼灸院です。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL:048-446-9860

〒332-0023 埼玉県川口市飯塚3-7-28

若白髪

若年~中年期にひげや頭髪が白くなることを言います。また、中年期にみられる少量の白髪や高齢者の白髪は生理的現象となりますので、含まれません。
針灸治療では個人の身体の状態を中医学的に弁別し、その方に適したツボをはり灸で刺激して治療を行います。

現代医学からみた「若白髪」

髪は、髪の根元にある毛母細胞の中のメラノサイトで色素が作られるおかげで黒くなります。その色素を作るときにチロシナーゼという酵素が欠かせないのですが、これは老化するとすぐに減少してしまう酵素なのです。そのため、30代以降になると白髪ができやくなります。

色素供給が途絶える要因

・睡眠不足
・栄養不足
・運動不足
・ストレス
・血行不良
・間違ったダイエット
・喫煙
・妊娠や出産
・皮膚疾患(白斑など)

中医学からみた「若白髪」

髪の毛は、血の余りととらえます。血が十分に体の中にあれば、髪の毛は黒くつやがあります。また、頭髪の生気は腎の精気の盛衰と密接に関係しています。

中医学での「血」とは?

【血の概念】
 血は栄養素を豊富に含んだもので、脈管内を通じ、全身をながれ、各器官に栄養をあたえます。

【血の生成】
 血は、飲食物を消化吸収してできる水穀の精微から生じ、営気の働きで津液の一部と微量な精が結合し、赤色に変化します。

【血の運行】
 血の運行は、気や臓腑の働きによりおこなわれます。血は、津液・営気とともに脈内をめぐり、体のすみずみまで運ばれます。これは主に、心および宗気の推動作用によります。また、心、肝、脾の働きも深く関わっています。
 気の推動作用が失調すると、血の流れが停滞し、刺されるような痛み、患部や口唇が紫暗色に変化するなどの症状があらわれます。さらに脾の固摂作用が失調すると、皮下出血、不正出血などの様々な出血症状がみられます。

【血の作用】
①営養作用
 血は各器官を栄養します。
 血の不足は、痩せる、知覚が鈍い、爪がもろい、けいれんなどの症状があらわれます。
②滋潤作用
 血は各器官に潤いをあたえます。
 血の不足や停滞は、皮膚が乾燥する、口が渇く、目が乾くなどの乾燥症状があらわれます。
③神志の物質的基礎
 血は精神活動の実体的な栄養源です。血が充実していると、精神、情緒も安定することになります。
 血の不足が精神面にあらわれると、不安感、不眠、情緒不安定などの症状があらわれます。
④血は精に転化する
 血の一部は、気の気化作用で精に転化します。
 血の不足がながびくと、精も不足する可能性があります。

【血の特徴】
①血は脈外に漏出、あるいは脈内に停滞すると、血としての働きを失います。
②血に過度の熱が加わると、脈外に漏れだし、出血症状をあらわします。また、過度の冷えが加わると、ながれが停滞し、激しい痛みをはじめ様々な症状を起こします。

「腎」と髪の関係

◆腎、その華は髪にあり
 頭髪の色艶を良好に保つためには血の滋養と精(生命活動を維持する基本物質。腎に蓄えられている)の充実が必要となります。血が旺盛であれば頭髪は艶やかになり、また血は精と相互に産生する関係にあるため、精が充実すれば血も旺盛になります。これらのことから頭髪の栄養は血に由来しますが、その発生の根源は腎にあることがわかります。腎精が旺盛であれば、頭髪は黒々として光沢がありますが、もしそうでなければ生気を失って抜け落ちてしまいます。若い人は基本的には腎精が旺盛なため、頭髪が豊かで艶々していますが、高齢者では腎精が衰えているため、白髪が生じ抜けやすくなります。

弁証施治

  • 肝腎両虚
先天的に肝腎両虚の体質であったり、ストレス・肉体疲労・性生活の不節制で肝血や腎精を消耗し、髪やひげが栄養されないために発生します。

【症状】ごま塩程度から次第に全部白髪化したり、脱毛して毛髪が薄くなる

【随伴症状】頭のふらつき、目がかすむ、耳鳴り、聴力低下、腰や膝がだるく無力、夜間の頻尿

【舌診・脈診】舌質が暗紅、脈沈細あるいは弱
【治法】滋陰養血補腎
【良い食材】山いも、セロリ、白菜、豆腐、卵、牛乳、豚肉、貝類など
【鍼灸治療代表配穴】肝兪、腎兪、志室、三陰交、太谿、曲泉、太衝など

  • 血虚生熱
過度の思慮によって心血が消耗し、血虚から虚熱が生じて髪やひげが燻灼され、栄養が失われたために発生します。

【症状】白髪が多い、フケが多い

【随伴症状】痩せる、動悸、いらいら、不眠、多夢、記銘力減退

【舌診・脈診】舌質は紅、脈細数
【治法】滋陰養血
【良い食材】小松菜、にんじん、アスパラガス、白きくらげ、ぶどう、いちご、黒ごま、松の実、卵、鴨肉、豚肉、アワビ、カキ、ホタテ貝など
【鍼灸治療代表配穴】膈兪、脾兪、腎兪、足三里、復溜、三陰交、太谿など

  • 肝気うっ結
過度の憂愁や思慮あるいは精神的ショックにより肝気の疏泄が失調して肝気うっ結が生じ、肝うつ化熱して営血を消耗し、毛髪を濡養できなくなるので、短期間で大量の毛髪が白変し、甚だしいときは全頭髪が白髪化する。

【症状】大量の毛髪が短期間で白変する

【随伴症状】抑うつ感、胸脇部が脹って苦しい、ため息が多い、いらいら、怒りっぽい、食べたくない

【舌診・脈診】舌質は紅、脈が弦数
【治法】疏肝解鬱、清熱涼血
【良い食材】そば、らっきょう、みかん、ゆず、えんどう豆、きんかん、ジャスミン、梅の花、薄荷など
【鍼灸治療代表配穴】肝兪、期門、内関、膻中、太衝、委中、曲池、大椎など
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