こんにちは。埼玉県川口市の石上鍼灸院です。
中医学についての第4弾で『五行学説』についてです。
五行とは、木・火・土・金・水の5種類の基本物質の運動変化のことをいいます。
古代の人々が日常生活で最もよく知っていたこの5種類で、物事の現象の属性を分類しました。
この5つの要素は、互いに変化、影響しあい成り立っています。
例えば、肝は五臓のうちでも木の要素が強い臓です。
肝は樹木が伸びるように、気血が全身に順調にめぐらせる働きがあり、また精神的にものびのびし、ストレスのない状態を好みます。
しかし、ひとたびストレス刺激を受けると、のびのび出来なくなり、イライラする、怒りっぽくなります。
これは樹木に上から圧迫が加わると、枝が伸びきれなくなる状態と似ています。
肝がこのような状態の時は、筋肉に力が入りこわばり、肩が凝ったり、食いしばったりします。
また、このような肝の気をめぐらす働きに影響がでると、脾の飲食物を消化吸収する働きにも影響し、下痢や便秘になったりします。
これが、現代医学でいえば、ストレスが原因で起こる過敏性腸症候群にあたります。
これ以上話すと長くなりすぎてしまうので、五行学説についてはここまでとします。
我々が現代医学に慣れているので理解しづらい点が多々ありますが、中医学は経験から成り立っているので、なるほど!と思える内容も多いと思います。
もちろん、こじつけ感がある内容もあるのですが…
経験医学なので知っていくと面白いこともありますので、今後も気が向いたらご覧いただければ幸いです。