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見出し下痢・軟便

正常な便の水分量は60〜80%ですが、80〜90%になると泥状便、90%以上は水様便になります。慢性下痢では、急性下痢と比べて排便回数は多くなく、日によって便の性状や排便回数が変動することが多くみられます。

下痢を起こす原因

急性感染性下痢

細菌、真菌、ウイルス、原虫、寄生虫、全身性感染症に続発するもの

急性非感染性下痢

食べ過ぎ、飲み過ぎ、アレルギー、薬物、精神的なもの

慢性感染性下痢(3週間以上続くもの)

細菌、真菌、原虫、全身感染性に続発するもの

慢性非感染性下痢

・過敏性腸症候群(IBS)
・アレルギー性腸炎
・牛乳不耐症
・クローン病
・潰瘍性大腸炎

中医学での原因

■湿熱

湿熱の邪が胃腸を傷害して起こる

【主症状】

・急性に発症
・水様便
・黄色水様を呈するか粘液をまじえて生臭いにおいがする

【随伴症状】

腹鳴、腹痛、肛門の灼熱感、排便してもスッキリしない、口渇があるが飲みたくはない、上腹部がつかえて苦しい、体が重だるい、食欲不振

■寒湿

寒湿の邪が胃腸を傷害して起こる

【主症状】

・腹鳴とともに水様便あるいは未消化便が生じる
・悪臭はない

【随伴症状】

腹痛はあるが温めると軽減する、腹部膨満感、食欲不振、口渇がない

■食滞

脂っこいもの、生もの、冷えたものなどを食べて、胃腸の働きが失調して起こる

【主症状】

・腹が痛むと排便し、排便すると痛みが減るが、しばらくするとまた繰り返す
・便は水様で腐乱臭がする
・未消化の食物残渣が混じる

【随伴症状】

胸や腹が張ってつかえる、腐臭のあるげっぷ、口が酸っぱい、食べたくない

■肝脾不和

精神的刺激や緊張により、胃腸の働きが失調して起こる

【主症状】

・未消化の食物をまじえた水様便を排出
・排便したあとは痛みが少し解消される
・精神的刺激や緊張で誘発される

【随伴症状】

上腹部や胸脇部の張った痛み、脹鳴音が強い、食欲不振、口が酸っぱい、げっぷやおならがよく出る

■脾胃気虚

思慮が過ぎたり、普段から胃腸が弱いことで起こる

【主症状】

・軟便から水様便
・生もの、冷たいもの、脂っこいもの、消化しにくいものを食べると増悪する
・甚だしければ未消化物の排便がある

【随伴症状】

腹部の鈍痛があり温めたり押さえると軽減、食欲不振、顔が黄色でつやがない、体がだるい、元気がない

■腎陽虚衰

胃腸の不調により、腎陽が衰えて温める機能が低下して起こる

【主症状】

・早朝にへそ周囲が痛んで、腹鳴とともに水様便がでる
・未消化物がまじる
・排便後に痛みが軽減する

【随伴症状】

腰膝がだるい、腰腹部の冷え、四肢の冷え、夜間多尿

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